一般雇用で私(発達障害&精神障害を持ち)にハードルが高かったこと

こんにちは。ポンコツ会社員さざなみです。

春はあけぼの、新入社員の時期ですね。

ちょっと自分の今までの経験を思い返してみて、一般雇用社員に要求される「当たり前」って実はハードルクソ高だったんじゃね??と思い、今回筆を取りました。

共感してくださる方や、今後一般就労を検討されている同じような境遇の方になにか響くものがある記事になればこれ幸いでございます。

私にはとてもハードルが高かった、一般雇用ではできて当然な3つのポイント

1.日々コンスタントに働く体調とメンタルの維持

ここが最早鬼門。最初からクライマックスだぜ。

一般雇用においては、大体1日8時間、週40時間の労働が基本とされています。

しかも、必要に応じてプラス残業する必要があります。

1日のうち3分の1以上を仕事に充てることになります(しかも通勤時間もあるよね)。

こうなると、睡眠時間を7時間とすると残された時間はもう9時間以下です。

たった9時間以下の間で、仕事で疲れ切った体とメンタルを癒し翌日に備えねばならないのです。

二次障害で双極性障害を持つ私にとっては、

 ・そもそも8時間継続して働ける体調でない日がある

 ・調子のいい日でもぶっ飛ばしすぎて枯渇し、セルフケアが全くできず翌日にも影響を及ぼす

こんな感じで体調とメンタルの変動が大きすぎて、毎日安定して出社できる状態を保つのは至難の業でした。

2.仕事中に問題が出てきたときに自己対処をする

一般的な職場においては、問題が出てきたときに自己対処*1を求められます。

私の場合、ADHD特性によりそもそも問題が多すぎて対処に常に追われておりました。

それにより周りの人に迷惑を掛けたらどうしよう…と一人で問題を抱え込んでしまい、適切なタイミングで適切な助力を得られず、なかなか問題を解決にまで持っていくことができないことがありました。

また、問題は解決したものの、もっと早い段階で助けを求めていれば時間も人のリソースも無駄にならなかったケースが多々あります。

生ける失敗です。恥の多い人生を送ってまいりました。

3.与えられた階級相当の成果を出す

私はかつて社会人7年目ぐらいの時に上司に呼び出され「階級相当のアウトプットを出せていない」という厳しい指摘を受けたことがあります。

なぜそもそも階級相当のアウトプットが出せていないか?

これまで紹介してきた2点のハードルがそもそも高く、それらを乗り越えることに精いっぱいで、求められるクオリティに達しない仕事しかできていなかったからです。

同じ時期に入社した同期や、後輩は自分を超えてサクサク昇進していきます。

これがマジで精神的にきつい。

4.まとめ

1~3で求められたことを図で表すと、下記のようになります。

図:一般雇用で求められる当たり前3人衆を連れてきたよ!!

ピラミッド状になっており、下の土台が安定しないと成果が出せない構造な上に、その土台を成り立たせる難易度が鬼難しかったことがご理解いただけたでしょうか。

なお、現在は適切な服薬と自己理解に基づく対処により土台は安定し、それなりにアウトプットが出せるようになりました。

石の上にも8年。。。なかなかしんどかったお( ^ω^)

*1:自己対処とは、ここでは次の2点のことを指します。

 ①自力で問題を解決する

 ②自力では解決困難と判断した時、適切な人の助力を得て問題を解決する