失敗をしたときの分析手法について

こんにちは。ポンコツ会社員さざなみです。

失敗。誰でもやったことはありますよね。

特にさざなみは特性も相まり、仕事においてやらかしたことは本当に多いです(´・ω・`)

仕事において失敗をすると、弊社では先輩社員や上司も協力して失敗を分析し、再発しないためにはどうしたらよいか?と対策を一緒に練ってくれました。

これだけ書くととても良い会社なんですが…

 

正直、さざなみにとっては失敗の分析は苦しくて辛くてたまらなかったです。。。

しかも、結構同じような失敗を繰り返して先輩も上司もしまいにはお通夜状態になりました。。。

 

失敗をみんなで分析するときに、どうすれば心の傷が浅くもっと効果的な対策ができていたのだろう?

今回は、そんな視点から筆を執ります。

 

〇聞き取りにおいて感じていた「責められている感覚」

私は、失敗に至るプロセスやその行動の動機を他人からの聞き取りで明らかにしていくときに、「責められている」感覚を覚えていました。

こうなると、自分が何を思ってその行動をしたか、正直に話せなくなります。というか、やらかしたというショックが大きすぎてそんなこと思い出せなくなります。

それどころか、負け確定のイベントを消化するべく、負けに至るシナリオを自分で想像して陳述しだす始末。

では、その感覚を引き出した言葉とは?

 

「なぜ」「どうして」  この二言です。

 

思い返すと、失敗した時には両親や先生からこの二言を多く言われて怒られていた気がします。

そうして怒られた時には、何か悪いことをしたのだろうか、と怯えたり、どうしてそんなことしてしまったのかと自分を責める気持ちで頭がいっぱいになってしまっていました。

この経験の繰り返しにより、「なぜ」「どうして」によってよくない記憶が反射的に呼び起こされるようになり、一種のトラウマ反応を起こしていたのだと思います。

だから某業界で有名ななぜを繰り返す分析手法は本当にマジでゲロ吐くほどしんどかったぜ

 

〇「なぜ」「どうして」の質問の落とし穴

以下、「対話型ファシリテーションの手ほどき」の内容の一部を要約しております。

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相手に質問するときに使う5W1Hのうち、事実を問うものは下記の4つです。

・いつ(When)

・どこ(Where)

・誰(Who)

・何(What)

「なぜ(Why)」と「どう(How)」は、問われた相手が考えて出す推論になるので、その時の相手や自分の都合に合わせて回答が可能です。

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以上まで、本の要約

この「なぜ」と「どうして」から出てくる推論をもとに対策法を考えていたので、推論が当たっておらず同じような失敗を繰り返してしまったのだと思います。

 

〇失敗した時はどうやって分析したらよかったのか?

では、失敗した時にはどう分析したらよかったのか?

答えは、質問により事実関係を整理していくことだと思います。

その質問では、「なぜ」と「どう」は封印して、「いつ」「どこ」「誰」「何」を使うようにすればいいと思います。

失敗した時の事実をひとつひとつ明らかにしていく過程で質問を受ける側も落ち着いてきて、「あの時あんなことがあったからああいう風に思った」と言いやすくなると思います。

また、質問をする側も事実をひとつひとつ確認することでその場にあったリスクを洗い出すことができるでしょう。

事実ベースで時系列も整理していけば、因果関係もわかりやすくなっていくと思います。

 

〇おわりに

今回は、「対話型ファシリテーションの手ほどき」を読了し、これって失敗の分析にも使えるんじゃない??と思ったので筆を執りました。

興味を持った方は、アマゾンのリンク貼っときますので購入して閲覧してみてください(アフィリエイトではないです)。

 

 

以上、某分析手法に一石を投じたかったさざなみでした。